防犯カメラを導入しようと考えた際、最初に迷うのが「有線と無線、どちらが良いのか?」という点ではないでしょうか。
防犯カメラの種類や選択肢は多岐にわたり、初めての方にとっては戸惑うことも少なくありません。
しかし、手軽に安全と便利を両立させたいなら、家庭用の防犯カメラではワイヤレス(無線)が便利です。
この記事では「防犯カメラの有線無線それぞれのメリットデメリット」を解説します。防犯カメラ選びの参考にしてみて下さい。
おすすめの防犯カメラや選び方については【家庭用に人気】防犯カメラおすすめ10選!カメラの種類や選び方からワイヤレスカメラの注意点を解説で紹介しています。
防犯カメラの通信方法には「有線と無線(ワイヤレス)」の2種類がある

防犯カメラの通信方法には、「有線と無線(ワイヤレス)」の2つの方法があります。
有線通信は、カメラと監視装置(モニター/録画機)をケーブルでつなぐ方法です。
ケーブルで直接接続するため信頼性が高く、通信が安定しています。しかし、ケーブルを引く必要があるため、設置が少し面倒かもしれません。
一方、無線通信はケーブルを使わずに通信する方法です。
カメラと監視装置をワイヤレスで接続します。無線(ワイヤレス)のため設置が簡単で、ケーブルを気にする必要がありません。
ただし、信号が壁や障害物に影響を受けることがあるため、通信の安定性にはやや不安定さがあります。
どちらの方法を選ぶかは、あなたのニーズによります。信頼性を求めるなら有線がおすすめですが、簡単な設置を希望する場合は無線が適しています。
防犯カメラの通信方法を選ぶ際には、自分の状況に合った選択を検討する必要があります。
有線防犯カメラのメリットとデメリット

有線防犯カメラは、カメラと監視装置(モニター/録画機)をケーブルでつなぎ、通信を行います。
信頼性の高い有線防犯カメラは、常に安定して監視したいエリアや店舗などにおすすめです。設置工事が必ず必要になりますが、セキュリティ面も安心です。
有線で通信を行うことによるメリットやデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
安定した録画映像 高画質で大容量の映像の送信 映像の傍受がされにくい(セキュリティ) | 設置工事が必要 ケーブルの断線リスク 限られた設置場所 |
有線のメリット
- 安定した録画映像
- 高画質で大容量の映像送信
- 映像の傍受がされにくい(セキュリティ)
安定した録画映像
有線カメラは映像データをケーブルによって録画機器へ送るため、電波干渉や障害を受けにくく、信頼性が高いです。
また、映像にノイズが入る心配が少なく、安定した映像を受信することが可能です。
高画質で大容量の映像送信
有線カメラは容量の大きいデータを高速で送信することができます。そのため、高画質で長時間の映像を録画することも可能です。
映像の傍受がされにくい(セキュリティ)
データはケーブルを通じて送信されるため、攻撃を受けにくく、映像を第三者に傍受される心配が少なくなります。
有線のデメリット
- 配線工事が必要
- ケーブル断線のリスク
- 限られた設置場所
配線工事が必要
有線カメラはケーブルを通す必要があるため、ケーブルを配置するための経路を確保する必要があります。そのため、配線工事が必要となり、別途工事費がかかることがあります。
ケーブルの断線リスク
配線しているケーブルが損傷してしまうと、映像が録画機器に届かなくなります。その場合、追加工事や補修費用がかかる可能性があります。
限られた設置場所
ケーブルの長さに制約があるため、設置場所が限定されることがある。
無線/ワイヤレス防犯カメラのメリットデメリット

無線(ワイヤレス)防犯カメラは、アンテナから電波を利用して通信を行います。
一般家庭には、ワイヤレス防犯カメラがおすすめです。手軽に設置ができ、配線工事費などの費用も抑えられます。
また、機能面も年々良くなり、十分なスペックのカメラを低価格で購入することができます。
無線(ワイヤレス)で通信を行うことによるメリットやデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
配線不要で設置場所を選ばない カメラを移動させやすい 配線が邪魔にならない | 接続が不安定になる可能性 妨害、傍受のリスクがある |
無線/ワイヤレスのメリット
- 配線不要で設置場所を選ばない
- カメラを移動させやすい
- 配線が邪魔にならない
配線工事不要で設置場所を選ばない
有線の防犯カメラではルーターから設置場所までケーブルの配線工事が必要になりますが、ワイヤレス防犯カメラなら配線が不要なので設置場所に制限がありまん。
加えて、配線工事の手間やコストも省けます。
カメラを移動させやすい
防犯カメラを導入した後に起こり得るのが、レイアウト変更や環境の変化により、撮影範囲や角度が悪くなったり、死角ができたりしてしまったため、設置場所を変えたいといったケースです。
ここでも、ワイヤレス防犯カメラであれば配線工事不要で、好きな場所に簡単にカメラを移動させられます。
配線が邪魔にならない
通常の有線カメラと違ってケーブルが必要ないため、カメラ周りが配線でごちゃごちゃしたり汚くなったりすることなく、すっきりと見栄えが良くなります。
無線/ワイヤレスのデメリット
- 接続が不安定になる可能性
- 妨害、傍受のリスクがある
接続が不安定になる可能性
ワイヤレスのカメラは、有線カメラと比べて、設置場所や環境、時間帯によっては接続が不安定になる可能性があります。
設置場所によっては電子レンジなど家電機器から発する電波の干渉を受けてしまうこともあり、途中で映像が途切れるなど不具合が発生することもあります。
妨害、傍受のリスク
無線カメラは電波で情報を送信する為、送信途中で傍受されるリスクもあります。
また、屋外に設置した場合、妨害装置によってネットへの接続ができなくされるリスクが生じます。Wi-Fiジャマーと呼ばれる装置が売られており、誰でも購入可能です。
家庭用には無線(ワイヤレス)防犯カメラがおすすめ!ただし注意点もあり

ワイヤレス防犯カメラは、配線工事の手間やコストも省けるため、家庭用におすすめのカメラです。
ワイヤレス防犯カメラは「屋内用・屋外用・ペット用など」さまざまな機種が販売されています。性能や機能も年々良くなり、価格は数千円からと低価格帯のカメラも続々と発売されています。
普通に画質もキレイで、機能も十分。なのに価格が数千円程度で購入できるカメラもあるので、自分のニーズに合うカメラを探してみて下さい。
家庭用におすすめのワイヤレス防犯カメラですが、購入前の注意点が2つあります。
- 屋外では配線工事が必要
- インターネット環境の有無
1.屋外では配線工事が必要
ワイヤレス防犯カメラは、基本的にコンセントに差すだけで使用可能ですが、屋外では配線工事が必要な場合がほとんどです。
ソーラーやバッテリー内蔵などの完全ワイヤレスでない限り、屋外では電源を取るための配線工事が必要になるため注意が必要です。
2.インターネット環境の有無
現在発売されているワイヤレス防犯カメラの多くが、インターネット接続が基本になっています。
インターネットに接続することで、遠隔監視・通知機能・クラウドストレージなどの便利機能が利用することができます。
しかし、インターネットの環境が無い環境で使用したい場合は、無くても撮影可能なタイプを選ぶ必要があります。
詳しくは【家庭用に人気】防犯カメラおすすめ10選!カメラの種類や選び方からワイヤレスカメラの注意点を解説を参考にして下さい。

まとめ
防犯カメラは、防犯面の向上や家族やペットの様子の確認など、生活に安心を与えてくれるアイテムです。
子供から目を離す時間があると心配。ペットの様子が気になる。防犯面に不安がある。自宅にイタズラされるなど。
少しでも不安に感じることがあるなら、ぜひ試してみて下さい。手軽で便利だし。安心感を持って生活できるっていいですよ!
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