インターホン交換は、専門業者じゃないと交換できないと思っていませんか?
条件さえ整えばインターホンの交換は意外と簡単なんです。
その条件は?
- 電源の接続方法
- インターホン線の種類
この2つのポイントさえ確認していれば自分で交換ができます。DIYで交換すると費用面も大幅に抑えることができますよ。
ただし、どうしても自分で交換ができないインターホンもあります。まずは交換が可能なでインターホンなのかを確認してみましょう。
この記事では「自分で交換可能なインターホンの確認方法」を紹介します。
ドアホン(インターホン)の種類と通信方法
来客があった時にお知らせをしてくれるインターホン。映像で確認できるドアホンが主流になっていますね。そのドアホンには2種類の通信方式があることは知っていますか?
ドアホンには「有線接続」「無線接続」の2種類の通信方式があります。
ドアホン(インターホン)
親機「室内用のモニター」と玄関子機「玄関先に取り付けるカメラ」が配線で接続されている有線方式が一般的です。
多くの住宅が有線式のインターホンになっていて、自分で交換するには「電源とインターホン線」の確認が必要です。
ワイヤレスドアホン(インターホン)
親機「室内用のモニター」と玄関子機「玄関先に取り付けるカメラ」の接続が無線方式なので、配線が不要で使用することができます。
配線不要で設置ができるので、誰でも簡単に取付けができます。コンセントに差し込めば使用できるので、特に確認する必要はありません。
ただし、メリットだけではなくデメリットもあります。ワイヤレスドアホンについては知らないと失敗するかも。ワイヤレスドアホンのメリットとデメリットは?で解説しています
有線式を交換したい時の確認ポイント
有線式を自分で交換するときに確認するポイントが2つあります。
電源
一番重要なのは電源です。モニター親機の電源がコンセントに差し込んである場合は自分での交換が可能ですが、直接モニター親機に接続されている直結式の場合は自分での交換はできません。
- コンセント式=自分で交換可能
- 直結式=自分で交換はできない
- 電池式=コンセントの位置で判断
直結式の場合は電気工事士の資格が必要になるので、自分ではできません。工事店に依頼する必要があります。
モニター親機が電池式の場合は、インターホン線やコンセント位置関係で自分での取付が可能か判断する必要があります。
現在使用しているチャイムが天井近くの壁面に取り付けてある場合は「設置したい場所に通信線を延長可能か、電源の位置は問題ないか」などで判断しましょう。
インターホン線の種類
インターホンに用いられている線には「単芯線・より線」があり、単線の場合は問題なく取付けができるのですが、より線の場合は室内モニター取付け時に接続用の挿入口に入らないので、単線に変更させる必要が出てきます。
- 単芯線=そのまま使用可能
- より線=室内モニター側の接続に単芯線へ変更が必要
より線は単芯線に変更する必要がありますが、電気工事の資格は不要で作業も難しくはないので、誰でもできます。
確認手順
「室内に付いている親機」と「玄関に付いている子機」の取付状況を確認確認しましょう。
室内親機側の確認
室内親機は上方向に引き上げることで取り外せるものが多いです。親機の裏側を確認します。
確認することは「①電源②インターホン線の種類」
画像では、①の電源線が直接本体に差し込んであります。この状態が直結式になるので自分での取替えは出来ません。
①の電線の先にコンセントが取り付けてあり、本体をコンセントの抜き差しを行えるものは自分での取替えが可能です。
モニター親機は、②のインターホン線を写真のような差し込み口に挿入する必要があるので、単芯線でないと使用できません。
より線の場合は挿入ができないので単芯線に変更する必要が出てきます。
線を変更する場合、説明書には「結線部は圧着スリーブかはんだ付けで処理をする」ように記載されています。自分でするなら圧着スリーブで処理の方が簡単です。
結線部をよじっただけの処理は接触不良になる恐れがある為しないように記載がありますが、ほぼ問題なく使用はできます。ただし、圧着スリーブでの接続が確実です。手間はかかりますがきちんと処理をしたほうが後々も安心です。
玄関子機側の確認
玄関子機は正面や下部のネジを外すことで取り外せるものが多いです。玄関側は特に確認しなくても問題ないのですが、インターホン線の状態が悪く劣化がひどい場合や他の配線が関係していることも稀にあるので、念の為に確認しておきます。
この場合は、インターホン線は単芯線が使用されています。玄関子機は「単芯線・より線」どちらでも取り付け可能です。
ただし、①のように被覆が破けていたり。②のように配線が複数ある場合があります。
①の場合は、劣化している部分は切り離し被覆を剥きなおせば問題ありません。
②の線は玄関子機には接続されておらず使用されていない線だったので問題ありませんでした。
①の劣化していた配線をやり直し、接続した状態です。接続はネジを締めつけるだけなのでより線でも使用できます。②の使用されていない線は丸めて元の位置に戻しました。
「室内モニター・玄関子機」を確認した際に、配線が複数接続されていた場合は自分での設置はあきらめてプロに頼んだ方が良いでしょう。
注意すること
電源が直結式でも交換は難しくないので自分でやってみたという人も見かけますが、直結式の場合は電気工事士の資格を持っていないと扱えません。
電気工事士法によると、無資格での電気工事には「3万円以下の罰金、または3か月以下の懲役」が科せられるとのこと。
正直、無資格による電気工事の危険性に比べて罰則も軽いものだと言えます。実際誰が工事したなんてわからないし、バレなきゃ大丈夫と無資格者の電気工事はありますが絶対にやめましょう。
もしも工事が原因で火災になった場合は、無資格者が工事を行っていると保険が一切出ません。火災の心配や、感電。そんなリスクをとってまでやることじゃありません。プロに頼みましょう。
まとめ
ドアホン(インターホン)交換をしたい時は、①電源②インターホン線の2つのポイントを確認しましょう。
電源が直結式の時はあきらめてプロにお願いする。自分では絶対に行わないで下さい。それ以外の場合は、自分でも交換はできます。まずは現状を確認しましょう。
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