急にエアコンが冷えなくなった。なんか室内機から水が漏れてくる。予約したわけじゃないのにタイマーランプが点滅している。こんな症状で困ってませんか?
特に夏の暑い時期のエアコントラブルとか本当にキツイですよね。修理するにもすぐには来てもらえないし、費用だってどのくらい必要なのかわからないので不安だし。そもそも故障なのかもわかりませんよね。
でも大丈夫です。エアコンのトラブルには自分で可能な確認方法や対処法があります。
この記事では「エアコンで多いトラブルの確認方法や対処法」を紹介しています。原因探しの参考にして下さい。
冷えない

冷えない。エアコンで最も多いトラブルになります。
そして誰もが一番に疑うのがガス漏れです。冷えない時は「ガスが入ってないんじゃない?」ってよく聞きますよね。抜けた時はガスを補充して貰えば大丈夫だよって、そう思われている方も少なくはありません。
でも、そもそもガスって抜けるものなのか?抜けた時は補充をすれば大丈夫なのか?良く分からずガスの補充だけをしても意味がありません。ガス漏れ原因で冷えなくなったときは漏れた原因があるはずなので特定して直す必要があります。そのまま補充してもまた漏れるので意味がありません。
取付けから1年後位に冷えなくなった場合は、施工ミスも考えられます。どんなにベテランの職人さんでも人間なので絶対にミスをしないというのは言い切れません。万が一の際にきちんと対応してくれるのかが大事になります。
特に購入して微妙な6~8年位のときって、安く済むなら修理やガス補充で済ませたいけど高いなら買い替えた方が良いし迷いますよね。確認に来てもらうにも修理するかもわからないのに、費用が掛かるのも嫌だし。
数年経過してから冷えなくなった場合などは、本体の故障やメンテナンス不足などが疑われます。保証5年など長期保証があれば購入店で修理すればいいので問題ないですが、保証が切れて中途半端な時期って困りませんか?
そんな時にガス不足で冷えないのかを自分で確認できれば判断の役に立ちます。ガス不足の時には簡易的にエアコン配管の状態で誰でも確認する事が出来ます。
確認方法は、こちらの記事▼

そもそもガス漏れではないことも考えられます。基本的なフィルターの汚れだったり、設置環境が影響していることもあります。以外とそんな事だったのって事もあるので確認はした方が良いですよ。
ガスではない原因がありそうなら、こちらの記事▼


2021年消費者動向調査によるとエアコンの平均使用年数は13.2年で、故障での買い替えが65.3%
性能部品の保有期間が10年程度に定められているので、修理可能な年数は10年が一つの目安になるよ。
電源が入らない、動かない


電源が入らず、動かない。誰もが一度は経験があるんではないでしょうか?
リモコンの電池かなって思って交換したけどやっぱりつかない。リモコンが悪いのか?エアコンが故障したのか?その判断が出来ればリモコンの購入だけで済むかもしれません。
まずはエアコンのブレーカが落ちでいないのか?問題なければ室内機の応急運転を押しの動作はどうなのか?を確認します。動作すればリモコンから赤外線はきちんと出ているのか?を確認しる事である程度故障の原因が絞れてきます。
リモコン赤外線の確認方法は、こちらの記事▼





リモコンを購入するときは、単機能なエアコンはマルチリモコンがコスパが良いし使用も問題ないけど、多機能なエアコンはマルチリモコンだと一部操作が出来なくなるので純正リモコンの方がいいかも。
水漏れ


エアコンから水漏れ?って思いますが、意外と多いトラブルです。
エアコンは冷房運転の時に室内機から屋外に繋がったドレンホースから水が排水されるのですが、排水されるはずの水が何らかの原因で室内機から水が落ちてくることがあります。
その原因で多いのがドレンホースの詰まりです。土や汚れなどで蓋をした状態になったり、踏んでつぶしてしまっていたり、虫が入り込んで詰まってしまったり。さまざまな原因で室内機からの水漏れに繋がる事があります。



夏場は室内機のドレンホースから。冬場は室外機の下から水が出てくるよ。冬場の室外機の下から出る水は気にしなくても大丈夫。
ドレンホースの詰まりの対処法は、こちらの記事▼


故障、エラー表示


エアコンに不具合がある時にお知らせしてくれるのがエラー表示です。
メーカーによってエラーコードは違いますが、多くのメーカーが「ランプの点灯・点滅」で知らせて、リモコンや本体の操作でエラーコードを確認できるようになっています。コードは「アルファベット+数字や数字のみ」を採用しているところが多い様です。
例えば、パナソニックエアコンで起こりやすい不具合に「H50・H51・H52」のエラー表示があります。このエラーはお掃除機能に問題がある時に出るエラーで、修理が必要になる事もあれば簡単な手直しで改善することもあります。特に自分でフィルターを洗った後にエラーが出た時の多くはフィルターの取付けミスです。
詳しくは、こちらの記事▼


その他にH11のエラーも多い不具合です。H11は室内と室外の通信がうまくいっていない時のエラーです。室外機の基板故障の場合が多く、ある程度の修理費用が必要になる事が考えられます。
詳しくは、こちらの記事▼





点滅は異常があるお知らせ。そのままにしないで原因を特定が必要。
番外編
エアコンクリーニングは必要なのか?


エアコンクリーニングってやってますか?
「今まで一度もやったことない。たまにするかな。毎年してるよ」人によって違いますが、どれが正解なんでしょうか。正解は‥状況によるです。当たり前のことですが汚れていればした方が良いし、汚れていなければしなくても良いです。
使う頻度や使用環境で汚れ方も全然違います。毎年しているよって人もいますが、普通の家庭で使用する程度なら毎年クリーニングしなくても大丈夫。少しの汚れも嫌って人は別ですが、使用一年ではそんなに汚れません。
ただ、ダイニングキッチンなど台所に近い場所に設置してあるエアコンは油分が付着することでホコリも溜まりやすく注意が必要です。
エアコンの使用年数が10年以上ならクリーニングではなく買い替えをしたほうが無難です。10年以内では使用頻度が多い場所なら2~3年に1回。そうでもない場所なら3~5年に1回で十分だと感じます。今はカビを抑制するエアコンも多く、状態によっては不要なこともあります。
自分でエアコンの状態を確認する事が必要です。フィルターを外した時に見える熱交換器(フィン)にホコリは詰まっていないか、吹き出し口やルーバーにカビは繁殖していないか、ファンに汚れは詰まっていないか、総合的に見て判断することをおすすめします。
クリーニングについては、こちらの記事▼



エアコンクリーニングの料金は、お掃除機能の有無で全然違うよ。機能ありの方が高い。
実際に起った…エアコンからの漏電


ブレーカが落ちた時って焦りますよね。
原因がエアコンってときは尚更心配になります。故障の場合は修理すれば安心ですが、原因がまさかのシロアリだったことがあったので紹介します▼





シロアリ怖い…。
最後に
エアコンで多いトラブルを紹介しました。自分で出来る確認方法や対処法もあるので、参考にまずは試してみて下さいね。
古くなったエアコン、10年以上の使用したエアコンは修理よりも買い替えを検討しましょう。電気代も安くなるし、メリットのほうが大きいです。10年の進化ってすごいですよ。
エアコンは使う頻度で選ぶことをおすすめします。使わない部屋に、高性能の高額なエアコンつけても意味がありません。反対によく使う部屋は、価格重視ではなくランニングコストも考慮して選びましょう。
部屋別におすすめエアコンはこちらの記事▼


最安で設置したい。取付け業者を探したい人はこちらの記事▼


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